天然染料顔料会議の大会について
天然染料顔料会議(NDPC)では、年1回大会を開催してきました。ただし、最近は毎年の開催は困難な状況で、不定期な開催になっています。
大会の第1回は2004年8月に山口県由宇と福岡県津屋崎で、第2回は、2005年6月に沖縄県立博物館と恩納村博物館との共催で沖縄で、第3回は2006年11月に京都で、第4回は2007年9月に東京(八丈島を含む)で、第5回は2008年8月に北海道で、第6回は2009年9月に愛媛で、第7回は2010年9月に群馬で、第8回は2011年9月に金沢で、第9回は2012年9月に大分で、第10回は2013年9月に広島で、第11回大会は2014年11月に奈良で、第12回大会は2016年2月に東京で、第13回大会は2016年12月に滋賀で、第14回大会は2017年11月に福岡で、第15回大会は2018年11月に栃木で、第16回大会は兵庫県丹波市、第17回は高知で開催し、無事終了しました。
2024年度の大会である第18回大会は、2025年3月に京都市で開催します。
天然染料顔料会議第18回大会 in 京都
日程:2025年3月22日(土)・23日(日) および 3月21日(金)、24日(月)に見学会
会場:京都市立芸術大学 (〒600-8601 京都市下京区下之町57-1)
アクセス:JR「京都」駅、京阪電車「七条」駅から徒歩10分程度
内容
1日目<3月22日(土)>
9:30 受付開始
10:15 開催の挨拶・・・・・牛田智会長
10:30〜12:00 ワークショップ(1) 会場:大学E棟5F染工房
「藍染」すくも・インド藍・インドアイ乾燥葉・・・・・・牛田智(武庫川女子大学名誉教授)
12:00〜12:50 お昼休憩 (お弁当予約可、予定1500円)
13:00〜 研究発表 会場:大学E棟1Fプロジェクトルーム
藍について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・角寿子(北の藍工房)
文化財染織品に用いられた黄檗の化学分析・・・・佐々木良子(嵯峨美術大学)
北海道・当別での紫根栽培の取り組み・・・・・高上馬希重(北海道医療大学教授)
「紫根」古代の紫染色再現実験について・・・今福章代(大手前大学 建築&芸術学部 教授 芸術コース デザイン・造形美術専攻(染色工芸))
絣の伝播試論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・片岡淳(琉球大学名誉教授)
2日目<3月23日(日)>
9:30 受付開始
10:00〜12:00 ワークショップ(2) 会場:大学E棟5F染工房
「天然の顔料」エンジュ・あかね・コチニールの顔料をつくる・・・・・片岡淳(琉球大学名誉教授)
12:00〜12:50 お昼休憩(お弁当予約可、予定1500円)
13:00〜16:30 染色資料、ポスターパネル展示発表 会場:大学E棟1Fプロジェクトルーム+織工房
日本各地の自生と栽培するニホンアカネの色素抽出、媒染と繊維の種類、染色性と測色データ(1)
・・・渋田和美(福岡), 福永恵子(山口), 水野恵子/諏訪裕美(広島), 西村しのぶ(滋賀)
大美由紀(神奈川), 西岡悠生(東京, 茨城), 佐藤敬子, 末廣久美子, 杜野ジーナ(北海道),
恩村比呂子(測色), 氏田眞弓(挿木、材料調整), 角寿子(標本、染色工程作成)
砲丸木の実による藍染実験報告とトレニア花弁の緑色染め・・・美馬摩耶 (京都市立芸術大学大学院生)
特別支援学校での作業学習の統合化への試み−藍を用いた衣食連携プロジェクト
・・・・佐々木和也・カバリェロ優子(宇都宮大学共同教育学部)、
斉藤祥平・伴怜子・鶴淵美由紀(宇都宮大学共同教育学部附属特別支援学校)
新道弘之先生の資料・・・・・・有志
染色に用いられる藍顔料の利用・・・・・・・・片岡淳(琉球大学名誉教授)
16:45 閉会の挨拶 片岡淳副会長
見学会
3月21日(金) 10:00〜12:00 京都市上京区 葛西絣加工所(8名まで)<満員となり、募集は終了しました。>
3月24日(月) 11:00〜14:00 京都府美山町 新道藍工房・ちいさな藍美術館(現地集合、定員はありません。)
参加登録料 3,000円/2日 内容:要旨集(全研究発表・展示解説と資料)、染料・顔料、布、紙代
参加申し込み方法 こちらの登録フォームよりオンラインでお申し込み下さい。
*研究、展示発表者を募集しています。大会事務局までご連絡ください。 e-mail