天然染料顔料会議 第5回大会について

 天然染料顔料会議(NDPC)では、年1回大会を開催しています。第1回は2004年8月に山口県由宇と福岡県津屋崎で、第2回は、2005年6月に沖縄県立博物館と恩納村博物館との共催で沖縄で、第3回は2006年11月に京都で、第4回は2007年9月に東京(八丈島を含む)で開催し、無事終了しました。

 2008年度の大会である第5回大会は、『染料・薬用植物フォーラム(Forum)』の一環として、下記の要領で北海道で開催しました。<2009.5.21更新>

 『染料・薬用植物フォーラム(Forum)』
〜持続的供給を目指した資源としての染料&薬用植物〜


主催:天然染料顔料会議(NDPC)、

1.開催趣旨
 染料および薬用植物、あるいは北方系植物の生物多様性や持続的供給を目指した資源としての可能性について、専門分野や国を越えた情報交換と、植物や染色愛好家、総合学習や環境教育に植物を取り入れている市民への原料植物や染色技法の確認、環境への配慮等の情報提供と科学的に理解することのきっかけ作りを目的とする。

2.フォーラムの概要
主催:天然染料顔料会議(NDPC)、NPO法人アースネットワーク http://earthnetwork.info
共催:日本生薬学会北海道支部
協力:北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット、北海道医療大学、北海道薬科大学、名寄市立大学、北海道立衛生研究所、(社)北海道ウタリ協会(申請中)、ビズ・サイエンスカフェおたる
後援:北海道、北海道教育委員会、北海道環境財団、各報道機関
会期:2008年8月2日(土)〜8月14日(木)
会場:札幌市、小樽市、当別町、名寄市
8月2日(土)<於:小樽市北海道薬科大学>)
13:00〜16:00 サイエンスカフェ
 
会場:北海道薬科大学ラウンジ、実習室、薬草園
  
内容:坂東英雄(北海道薬科大学教授「アイヌ民族の植物利用−痛み止めのくすりを中心に」
     梅田澄代(北海道薬科大学講師)「アロマセラピー入門」
     薬草園の見学(解説:山下浩講師)、実習(アロマスプレー)

8月4日(月)〜6日(水)<於:小樽市>
10:00〜18:00 南部紫根染・茜染展
会場:小樽市公会堂
小樽市公会堂(入口) 紫染、茜染の展示風景
8月7日(木)<於:札幌市>
10:00〜12:00  北海道立衛生研究所薬用植物園の見学
  会場:北海道立衛生研究所薬用植物園

薬用植物園入口 解説 栽培風景

13:30〜15:30 ワークショップ『植物染料と顔料』(型染めミニマット作り)と作品解説
  会場:北海道大学遠友学舎
遠友学舎 型染めミニマット作りの様子

16:00〜17:00 北海道立アイヌ総合センター見学
8月8日(金)
10:00〜12:00 北海道医療大学薬学部附属薬草園見学
13:00〜16:00 講義と体験実習「紫雲膏つくり」 北海道医療大学薬学部実習室
薬用植物園 紫雲膏作の前の説明 できあがった紫雲膏

18:00〜19:30 サイエンスカフェ 「口に苦い」だけが良薬じゃない−甘草で語る薬用植物研究の今
 ゲスト:高上馬希重(北海道医療大学准教授)
8月9日(土)
  9:30〜11:30  NDPC大会:NDPC会員の実践報告 北海道大学理学部大講堂
13:00〜17:30 染料&薬用植物シンポジウム 北海道大学理学部大講堂
18:00〜20:00 交流会 北海道大学ファカルティハウス“エンレイソウ
8月10日(日)
12:30〜16:00 名寄市立大学新館中講義室、講義と染色演示実験
16:30〜18:30 (独)医薬基盤研究所薬用植物資源研究センター圃場見学
19:00〜21:00 交流会 名寄サンピラー温泉ホテル
名寄市立大学新館中講義室、講義と染色演示実験 薬用植物資源研究センター圃場見学
8月8日(金)〜14日(木)
染料・生薬・植物関係書籍・DVD・資料展示販売  札幌紀伊国屋書店2Fイベントスペース