天然染料顔料会議 第1回大会の概要

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 設立総会に引き続き、第1回大会を、山口県由宇町および福岡県津屋崎町<現、福津市>で、次のような内容で開催しました。大会の内容については、機関誌「天然の色−天然染料顔料会議報告2004」に詳細に掲載されています。
<期間:2004年8月25日(水)〜29(日)>

25日(山口県ふれあいパーク、創作室)
13:10 設立総会
13:45 研究発表会
  13:40 草木染の色彩的特徴<山崎和樹>
  14:40 貝紫に関するフィールドワークの成果<寺田貴子>
  15:55 藍・クサギを用いた緑色染め<麓  泉>
 −−自生している日本茜の採取 −− −−夕 食−−
  19:10 蓼藍を使った沈殿藍の発酵染と自家製すくも作り<角 寿子>
  19:45 藍の生葉による紫染めにおける温度の効果について<牛田 智>

20:00 パネルディスカッション「天然染料・顔料を使う意義〜歴史的経緯と未来」
  21:30 閉会
会場風景 研究発表(山崎和樹) 研究発表(寺田貴子)
研究発表(麓 泉) 日本茜の採取 採取した日本茜



26日(山口県ふれあいパーク、創作室)
9:40 講演「瀬戸内の動植物」<奥田賢吾>
ワークショップ
     10:40 茜による染色<指導:麓>
 −−昼 食−−
    13:30 紫根染(アルコール抽出法)<指導:山崎>
  15:10 瀬戸内のイボニシによる貝紫染色<指導:寺田>
    16:40 4種類の含藍植物による叩き染め<指導:牛田、角>
講演(奥田賢吾) ワークショップ(茜染め) ワークショップ(紫根染め)
イボニシのいる由宇の海 ワークショップ(貝紫染め) ワークショップ(藍の叩き染め)

28日(津屋崎町文化会館<現、福津市文化会館>大研修室)
講演会 <共催:
  09:30 「貝紫の道」<寺田貴子>
  11:10 「宗像近郷の植物を語る」<水上 守>
 −−昼 食−−
  13:55 「藍の家の保存活動と歴史」<柴田 富美子>
  14:45 「藍の生葉染めの活用」<牛田 智>
    16:15 「藍の顔料の使い方」<角 寿子>

津屋崎町文化会館 講演会(水上守)


29日
(津屋崎「藍の家」)<10時〜17時>
ワークショップ 蓼藍による叩き染め、蓼藍生葉による絹の染色、蓼藍生葉による絹の紫染め
津屋崎「藍の家」 藍の家での展示 生葉染め風景

 開催場所について

山口県ふれあいパーク(25・26日)
〒740-1432 山口県玖珂郡由宇町字深山2273-2  
TEL:0827-63-1513(代表)
http://www10.ocn.ne.jp/~furepaku/
山口県東部の標高540mの銭壺山の頂上近くに建つ研修・宿泊施設。豊かな瀬戸内海を臨み、山には日本茜が自生しているところがあり、海には貝紫染色ができるイボニシが居る。
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福岡県津屋崎町文化会館<現、福津市文化会館>大研修室(28日)

〒811-3304 福岡県宗像郡津屋崎町大字津屋崎458-1 <現、福岡県福津市津屋崎458-1>
TEL:0940-52-5311
http://www.city.fukutsu.lg.jp/annai/2_3_3_21.html

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福岡県津屋崎町<現、福津市>「藍の家」(29日)
〒811-3304 福岡県宗像郡津屋崎町大字津屋崎935番地<現、福岡県福津市津屋崎935>
TEL:0940-52-0605
http://www.city.fukutsu.lg.jp/annai/2_3_3_42.html
明治34(1901)年の元染物屋で上妻家の住居だった家が「津屋崎民俗館」として、蘇ったもの。昔、にぎわっていた津屋崎千軒の一部で、古い民家の形式をそのまま残す「町屋形式」。藍の家運営委員会によるボランティアにより、種々のイベントが実行されている。