機関誌の内容および執筆要領

 天然染料顔料会議(NDPC)では、年1回開催する大会の成果のまとめを中心とした機関誌、「天然の色−天然染料顔料会議報告」を毎年発行します。会員には無料で配布されます。
 
 機関誌の中身については、多くの愛好者にとって有用で理解しやすい内容も重要ですが、学術論文あるいはそれに近い報告も掲載したいと思います。ただ、それらが混在していては好ましくないので、原稿の左上に原稿の種別を記すことで、どういう種別の原稿であるかが一見して区別できるようにします。 種別は、新しい事実の発見や解釈を伴い、著者にオリジナリティがある原著論文かそれに準ずるものを「研究報告」・「実践報告」とし、それ以外は、内容でいくつかに分類しています。

◆研究報告(研究成果を学術論文のスタイルで記したもの。序論、研究方法、結果、考察、文献、といった項目から構成。)
◆実践報告(創作・制作に関する実践や成果、技法開発・改良の試みなどの実践結果の報告。実践の過程、技術的なデータ等を含む。創作に関しては、作品の写真と創作意図・創作過程等の文章で構成。)
◆論説(新しい学術的貢献を含む研究成果あるいは既知の内容を有意義な方法で総合・整理し解説した論文)
◆総説(既存の成果などを、文献や様々な実例を引用しながら、全体的・網羅的に記述したもの。「解説」よりは総合的。)
◆解説(あるテーマに関して、総合的にわかりやすく説明したもの。)
◆評論(価値判断を伴う記述で、「随筆」よりは論理性の高いもの。「論文」ほどの考察は伴わない。)
◆随筆(見聞、経験、感想などを記したもの。)
◆紀行(内容的には随筆に分類されるが、特に旅行に伴う見聞が主であるもの。)
◆行事レポート(NDPCの行事に関する報告、参加者の感想文など)
◆会告(NDPCからの連絡事項)
◆コラム(ページの余白に囲み記事として載せる短い評論や随筆や解説、編集後記)
◆付録(会則、細則など。)
◆巻頭言(冒頭を飾るもの。内容的には、評論・随筆に相当する。量は1〜2ページ。)

なお、今後上記の種別に該当しないものが投稿された場合には、臨機応変に種別を追加します。


執筆要領 (2015.11.28改訂)
原稿は、A4で、原則として次の書式に基づいて作成し、PDFファイルとして提出する。書式については、多少の逸脱は可とする。
1) 余白:上下左右各25mm
2) 字数行数:約40字×40行
3) フォント:本文は10ポイントMS明朝、タイトルは16ポイントMSゴシック、著者名は12ポイントMS明朝
4) 左上へに原稿種別を記載
5) ページは打たない。
6) タイトル部分は1段組、本文は2段組が望ましいが、原稿の内容によってはすべて1段組でも可。
7) 見出しは、次のような番号振りとする。
 1.大見出し 
 (1)小見出
   さらに見出しを付ける場合は、(1)や(a)などを用いる。
8) 文献の引用は、本文中に、[5]のような番号で示すか上付文字で示す。
9) 図表は、図1、表1のように連番をふる。写真は「図○」でも「写真○」でもよい。「図1」「表1」の部分はゴシックとする。

原稿見本(雛形のWordファイルはコチラ)